ネパール選挙~投票編
選挙当日、通りからは車が消え、非常に静かな一日となった。
前日の午前0時から24時間の間、警察や選挙を監視する国連やEUなどを除く全ての車両が使用禁止になったからだ。
投票は朝7時から午後5時までだったが、混雑が予想されたので早めに行く人が多かった。
おかげで宿の周りに残っていたのは、子供と牛と物乞いと、あとはやたら多いイスラエル人くらいになってしまった。
朝食をすませた後、投票所へ見物に行った。
街中とは打って変わって、投票所となった学校の周辺は多くの人で賑わっていた。
真夏みたいな炎天下の中、みんな額に汗を浮かべて長い列に並んでいる。
もう投票し終わった人も道端に座って、あれやこれや話し込んでいたりする。
1万3千人もの犠牲者を出した混乱の10年の後だけに、人々の今回の選挙に対する期待も高いのだろう。
選挙前には各候補者の支援者たちが衝突したりして、候補者や支援者が何人も死んだ。
特にマオイストの支援者によって殺された他党の候補者が多いらしい。
選挙に反対するグループのテロなども頻発した。
そんなきな臭いプロローグではあったが、本番の投票自体は極めて平穏に行われたようだ。
少なくとも表面上は。
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